病院によってそれぞれ特色があるので、妊娠するとどこの病院で検診・妊娠しようか迷いますよね。私は2023年に済生会新潟病院で妊婦検診から出産まで診てもらいました!
私の個人的な体験・感想をご紹介します。
※私は経腟分娩でしたので、帝王切開の場合と今回の体験談は異なります。
なぜ済生会新潟病院を選んだ?
妊娠したことがわかったら、まず考えるのはどこの病院にするか?です。
長い妊娠期間、主治医との信頼関係が大切です。
いい先生でも相性があるので実際に受診するまで分からないところはありますが、ネットの口コミや家族や友人の口コミを調べてこちらの病院に決めました。
済生会新潟病院は総合病院なので、紹介状がないと初診料に数千円かかってしまいます。
受診するために近所の婦人科のクリニックを受診して紹介状を書いてもらいました。
妊婦検診はどうだった?
最初の妊婦検診は先に受診したクリニックが予約を取ってくれました。
済生会新潟病院の産科は曜日によって先生が変わるので、あらかじめ目当ての先生がいる曜日を調べておきました。
新潟市は妊婦検診を無料で受けられるチケットがあります。
そのチケットを使用して受診したので、基本的には受診料はかかりませんでした。
初めての妊婦検診では看護師・助産師さんたちが受診の流れについて説明をしてくれます。
また、売店でマタニティブック(500円)を買うように指示されます。
マタニティブックは済生会新潟病院のオリジナルのようで、妊婦検診の流れや入院時の持ち物、妊娠・出産の経過など妊婦さんに必要な知識がたくさん書いてありました。
マタニティブックの購入は必須です。
産科の先生は穏やかな話し方で、説明も丁寧でした。わからないことや質問はないかと一回一回尋ねてくれたので心配なことはその都度聞くことができました。
ただ、出産間近で先生が外来から離れることになり他の先生に変わってしまったのが残念でした。
妊娠中期で腹痛があって妊婦検診とは別に受診したこともありましたが、保険診療だったので数百円で済みました。
いよいよ出産!
39週の妊婦検診を受けた際、翌週の40週まで陣痛がなければ、入院して陣痛促進剤を入れましょうという話になりました。
その時に外来で入院の手続きについて説明を助産師さんから受けたのですが、別室に移動した際に破水し、そのまま入院となりました。
前期破水だったので、陣痛が来るまでしばらく時間がありました。
陣痛が来るまでの間、車いすで病棟への移動、入院の手続き、着替えなどを行いました。
陣痛が来るまでは分娩室の前室のような病室で過ごしました。
その部屋には2人分のベッドがあり、ベッドの間には仕切りがありました。
ベッドの周辺にはテレビ、床頭台、ソファ、シャワー室がありました。
陣痛が始まると助産師さんが1時間毎に訪室してくれ、呼吸や力み方を指導してくれました。
定期的に子宮口も診てくれました。
子宮口が開いてくるまではそこで過ごし、子宮口8センチに開大したところで徒歩で分娩室へ移動しました。
分娩室に移動したときは1分間隔で陣痛が来ていたので、痛みに耐えるのがやっとでしたが、助産師さんたちが水を口元に持ってきてくれたり、腰をさすってくれたりしてくれました(これは本当に助かりました)。
分娩室に移動後、1時間~1時間半くらいで出産しました!
出産直後は感動よりも先に、「やっと終わった」「ちゃんと産声をあげてくれた」と思っていました(笑)
出産後2時間は分娩室で母子の様子を見て、異常がなければ病室に移動、という流れでした。
私の出産時は新型コロナウイルスの流行もあり家族の付き添いはできませんでしたが、出産後病室に移動するタイミングで10分程度大人1名のみ面会可能となっていました。
なので生まれたての我が子を夫に会わせることができました。
入院中の様子について
夫に面会後、病室に移動しました。
済生会新潟病院は母子同室ですが、私は体力がないのでいきなり母子同室はキツイ…と思ってバースプランに出産直後は別室希望と書いてお願いしておきました。
そのおかげか、出産後、3時間ほどでしたが、ぐっすり眠れました。
多くの人は産後ハイであんまり眠れないそうですが(笑)
入院期間は通常経腟分娩で産後6日まで。
私の場合は前期破水で入院したので、前期破水で入院した1日+出産当日+6日間で合計8日間の入院でした。
入院中は以下のケアをしていただきました。
赤ちゃん
小児科医の診察、血糖値、黄疸のチェック、体重測定、体温・脈拍測定、体拭き(沐浴指導はなく動画視聴によるものでした)
お母さん
産科医(主治医)の診察、悪露のチェック、体温測定、母乳指導、調乳指導、オムツ・着替え指導、退院指導
日用品(CSセット)
着替えや日用品についてはマタニティブックにすべて書いてありました。
もちろん自身ですべて用意してもいいのですが、現在いろいろな病院でCSセットというものが導入されています。
CSセットは病衣、シャツ、タオル、ティッシュなどの日用品を1日数百円で借りることができます。
基本的には使い放題です。
自分で用意してもっていかなくていい分、入院時の荷物も減りますし、無くなったら補充してもらえます。
私はCSセットを使用し、CSセットでカバーできていない物だけを持っていくかたちにしました。
食事
食事は部屋までヘルパーさんが配膳してくれました。下膳は自分で行います。
お茶(番茶)も提供してくれます。
平日はヘルパーさんがコップにお茶を入れに来てくれます。
おかわりもできますが、廊下にお茶が入ったやかんが置いてあるので自分で入れに行くかたちでした。
土日祝日はおそらくスタッフが少ないためか、平日のようにお茶は入れてくれず、平日のおかわりの時のように自分で入れに行くかたちでした。
病院食なので家庭で食べる食事と比べると物足りないと思う方もいるかもしれませんが、私は美味しかったです。栄養バランスがとてもよく考えられていています。
産科は出産後のお昼はお弁当形式のメニューがでました。見た目も華やかで美味しかったです。
朝食と夕食は普通の給食のような病院食でした。
シャワー
シャワーは産後1日目から浴びられます。
当日にホワイトボードに希望する時間のところに自分の部屋番号を書いて予約をする形でした。
シャワーは1人30分でした。短いと思うかもしれませんが、シャワーを浴びるだけなので十分でした。
ヘアドライヤーはナースステーションで借りられます。
3台ありましたが、全部借りられてて使えないということはありまえせんでした。
共有の洗面室で椅子に座ってゆっくり乾かせます。
赤ちゃんの預かり
売店にも行けました。売店やシャワー中などお母さんが赤ちゃんから離れる時間が長い時はナースステーションで赤ちゃんを預かってくれました。
また、お母さんの負担がある時など必要に応じて赤ちゃんをナースステーションで預かってくれます。
スタッフの方々の様子
病院によっては助産師さんが厳しかったといった声を聞くこともありますが、済生会新潟病院の助産師さん、看護師さんたちは本当によくしてくれました。
もちろんいろんな方がいらっしゃいましたが、皆さん優しく穏やかで話しやすかったです。
出産直後から3時間授乳をしなくてはならないため、日中も赤ちゃんと一緒にお昼寝して体力温存していましたが、助産師さん、看護師さん達の訪室も最低限で負担になりませんでした。
退院後について
退院は産後6日目の午前中でした。家族の迎えなど都合が悪ければ午後でもOKだそうです。
退院1週間後には生後2週間検診がありました。
病棟に直接上がって、病棟の助産師さんがみてくれました。
2週間検診の内容
赤ちゃんの身長・体重測定、母乳指導、育児相談
母乳指導は実際に助産師さんの前で授乳して、飲み具合や授乳のやり方を見てもらえました。
育児相談では赤ちゃんのことでもお母さんのことでも何でも相談できました。
済生会新潟病院を選ぶメリット・デメリット
メリット
- 総合病院なので、出産時に何か大きな問題があってもすぐ対応してもらえる。
- 産科だけでも複数の先生がいる。相性のいい先生を選べる。
- 母乳指導をしっかりとやってもらえる。入院中に母乳のあげ方、ミルクのあげ方、母乳・ミルクの混合育児のやり方など教えてくれる。
- 退院後も生後2週間検診がある。電話で育児相談ができる。
デメリット
- 総合病院なので、初診では受診できない。初診で受診する場合は初診料が数千円かかる。(受診したい場合は他のクリニック等から紹介状を書いてもらえばOK)
- 受診者が多いため、妊婦検診で待ち時間が発生する。予約する時間帯によって順番が回ってくるまで早かったり遅かったりする。早いと30分以内に会計まで行けたが、遅いと2時間くらいかかることも。朝早い時間帯(8~9時台)の予約があまり混んでないのでおススメです。
出産にかかった費用
私は前期破水からの入院だったので、保険診療である部分とそうでない部分がありました。
8日間の入院で約57万円でした。
直接支払い制度を使い、出産育児一時金50万を病院に直接支払ってもらう形にしたので、退院時の窓口での支払いは約7万円ほどでした。
前期破水は医療保険の給付対象になります。
私は医療保険に2つ入っていたので、それぞれの保険会社に給付金請求をしたところ、
A社から4万円、B社から3万円給付されました!
なので出産費用は実質ほぼ0円でした!
CSセットの支払いは後日郵送で請求書が来ました。
8日間で約2500円でした。
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